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コーヒーゼリー

投稿者 admin 投稿日時: 2011/09/20 23:30:00

缶に入ったコーヒーゼリーのプルタブを開け、飲もうとしたが全くもって中身が出てこない。

不思議に思い缶の中を覗き込むと、飲み口を覆うように大きなゼリーがへばりついている。
 
しまった!
 
コーヒーゼリーやコーンポタージュを飲む前の約束事を忘れていた。
缶には『強く数回振って下さい』という注意書がこれ見よがしに記され、無念無情を掻き立てられる。
虚ろな目で缶を更によく見ると
『クラッシュコーヒーゼリー』
という商品名であることに気付き、己の愚かさに拍車が懸かった。 
本来なら開封前に数回強く振り、固体であるゼリーを砕いた後に飲むのが正義。
 
しかしこのまま手を拱いていても仕方がない。
失敗は取り返せばいいのだ。
 
まずは中身をこぼさないように缶を左右に振ってみたが、ゼリーってやっぱりプルンプルンしてるんだなっという確認で終わった。
次に舌でゼリーを動かし、少しずつでもゼリーを砕くことは出来ないかと、全力で舌を動かしてみた。
 
中年のネチっこい舌使いナメるなよ
 
そう息巻いたが、ゼリーの隙間から流れ出て来た、少量のコーヒーが気管に入り、より一層中年に磨きが懸かる程むせ返って終わった。
敵ながら天晴れと強がってみたものの、これはどうしたものかと考えを巡らしていると、昼にコンビニ弁当を食べた箸があることに気付いた。
最早ゴミとなり、捨てられるだけだった箸を探し出し、コーヒーゼリーの缶の中へ突き刺した。
上下に数回突いてみたが、相手がゼリーなだけに何の手応えも感じない。しかしここは箸の能力を信じてひたすら突くしかない。
十数回突いた所で中身が出るか確かめる為に、一度飲んでみることにした。
通常の半分位の量だが、砕けたゼリーと共にコーヒーが口の中へと流れ出す。
これはもう大丈夫、あとは時間の問題だとほくそ笑みながら、箸でゼリーを砕きちびちびと飲むという作業を繰り返した。
しかし神経の半分は箸を上下させることに持って行かれる為、しっかりと味わって飲むことが出来ない。
 
俺は気付く
 
こんな弁当を食べた箸で突っつきながら飲むコーヒーゼリーは全く美味しくないということに。
 
夏の暑さを吹き飛ばす、冷たさや甘さよりも箸を上下させるという間抜けな熱量が全てを台無しにする。
 
思い返せば去年の夏以来のコーヒーゼリーだったが、来年の夏もまた同じことを繰り返しそうだと、なぜか思ってしまった自分が残念でならない。

コメント:

投稿者 管理者 日時
俺もうっかりよくやる。
鍛えたらなんかええことあるんちゃうやろかと思いながら
もっぱら舌のみで完食します。
投稿者 Mobile Application 日時
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