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夕暮れの少女

投稿者 admin 投稿日時: 2011/08/31 23:18:00

公園の片隅に少女が1人佇んでいるのが見えた。
小学3年生ぐらいであろうその少女は目をつむり、小さな手を合わせていた。
俺は少し奇妙なその光景を無視することが出来ずに、公園の金網越しに少女に話し掛けてみた。

「何してるの?」

少女は合わせていた手を下ろし、チラッとこっちを見たかと思うと、少しうつむき加減で口を開いた。

「にーちゃんのお墓作ってたの」

にーちゃん!?

俺は少し困惑した。
まさかとは思うが兄弟と言われる兄という意味じゃないだろうな。
その場合はかなりややこしい状況に出くわしたことになる。
俺は希望を込めた質問を少女に投げ掛けた。

「にーちゃんって!?

少女は表情1つ変えることなく口を開いた。

「インコのにーちゃん」

インコかぁ
インポのにーちゃんじゃなくて、はっきりとインコと言ってくれて少し安堵した。

しかしこんな小さな少女が1人でインコを埋葬し、手を合わせている姿は、何か胸にグッとくるものがある。
日々インコの世話をしっかりとやり、可愛がっていたのだろう。
そして悲しみに暮れながらも、しっかりとインコを送り出そうとしている。

俺は思った。

ここ最近、これだけ胸にグッとくる女性と出会ったことがあっただろうか。
残念ながら記憶にない…

俺が最近出会った大人の女性達は、一体どうなってるのだ!
何も無いじゃないか

訴えて来いよ

響き合おうじゃないか

俺はいつでも待っている。

コメント:

投稿者 Mobile Application 日時
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